ミック(myc)遺伝子と呼ばれるものは、染色体の本来の位置から移動することで活性化されて、ガン遺伝子となるのである。
このようなガン遺伝子、そしてガン抑制遺伝子が、前述のように約50種ずつほど発見されている。
それぞれが、どのような特性をもってガン発生のメカニズムに関与しているのか、そしてまた、どのような部位のガンに関係しているのか、いま各国で盛んに研究が進められているのである。
受精卵診断の時代生まれてくる赤ん坊に関する情報を、少しでも早く、より多く知りたいと望む親の気持ちは昔も今も変わらない。
最近では、産婦人科に通って超音波診断を受けるだけで、子宮内の胎児の外形をキャッチできる時代になった。
検診記念として超音波画像を妊婦にプレゼントするクリニックや医院も珍しくなくなった。
生殖に関係した医療技術や診断技術の発達は、医師の活動を助けてきただけでなく、親となる人たちにとっても知りうる情報を激増させてきている。
そして、いまや″生まれてくるであろう胎児の診断″どころか、″妊娠する前の受精卵の診断″が可能な時代になっている。
妊娠中の検査なら「胎児診断」とか「出生前診断」と呼ぶところを、まだ妊娠する前の検査だから「受精卵診断」または「着床前診断」と呼ぶことになる。
どのような目的で行われるのかは後述するとして、この医療技術のポイントをひとくちでいえば、次のように要約できる。
「体外で受精させた受精卵(脳)から取った細胞の遺伝子を検査して、男女の見分けはもちろん、遺伝病の検査などを行う。
そして必要な受精卵だけを母親の子宮に戻して、妊娠を成立させる」つまり、通常の性行為によって″天からの授かりもの″的に自然に妊娠するのを待つのではなく、体外受精させた卵子(試験管ベビーという表現が以前よく使われた)について遺伝的内容の検査を行う。
そして、テストに合格した受精卵だけを選びだして、母親となる女性の子宮に移入しようという医療である。
どこかSF的で遠い将来の話のように聞こえるが、すでにアメリカやイギリスの一部では臨床医療として実用化していて、看板技術の1つに掲げている受胎専門病院も珍しくなくなっている。
そして日本でも、いくつかの大学医学部などでは基礎研究をすませて、次のステップである臨床応用に進める技術をもっているところは多い。
そのなかで1993年夏から、臨床研究としてヒトに実施したいという申請を出しているのが、鹿児島大学医学部産婦人科の研究チームである。
ある事柄のレーシックの内容、レーシックの理由、意義などをよくわかるように述べてみましょう。